■MLB ダイヤモンドバックス 5x-4 ドジャース(日本時間24日、チェイス・フィールド)

ドジャース・大谷翔平(31)は敵地でのダイヤモンドバックス戦で今季14度目の二刀流マウンドに挑み、6回無失点8奪三振の快投。だが、リリーフ陣が4点リードを守れず、痛恨の逆転サヨナラ負け。大谷は2勝目の権利を持って降板も、勝利目前にまたも勝ち星が消滅した。

この日、同地区2位のパドレスが勝利したため、優勝マジックは「3」のままで、ゲーム差は1.5に縮まった。

4-0で迎えた7回、2番手のJ.ドレイヤーがタイムリーを浴び1点を返されると、代わったエンリケスがデルカスティーヨの2ランを浴び、4-3と1点差に。8回はA.ベシアがマウンドに上がり、1死一・二塁とランナーを背負うが、重盗で2死三塁とし、何とか無失点で切り抜けた。

だが9回は、T.スコット(31)が死球と四球で無死一・二塁のピンチを招くと、送りバントを許してから、犠牲フライとタイムリーで逆転サヨナラ負けを喫した。ドジャースは地区Vに向け足踏み。

大谷は前回登板のフィリーズ戦(17日)でも5回ノーヒットと完璧なピッチングを披露したが、救援陣が逆転を許し、勝ち星はつかず。この試合ではメジャー通算100試合目の登板だった。

“打者・大谷”としては、3打数ノーヒット(1四球)。この日、本塁打王争いリーグトップのK.シュワーバー(32、フィリーズ)が54号を放ち、53本の大谷と1本差。レギュラーシーズン残り5試合で、逆転の本塁打王へ熾烈な争いとなった。