闇バイトについて家族で考えてもらおうと23日、山口県下関市で高校生が闇バイト防止を呼びかける劇を上演しました。
下関商業高校演劇部の15人が演じたのは「私たちの行方」です。闇バイトによって人生が狂わされた高校生と、それを取り巻く周りの人物の心の内を描いた物語です。家族で闇バイトについて考えてもらうきっかけになればと、地域住民などおよそ100人の前で披露しました。
劇には警察官2人も登場し「コールセンターでの仕事」や「日給1万円」など怪しくないような文言の闇バイトの募集が増えていると最新の手口を説明しました。
観客
「すごくためになったと思います。子どもがいますので伝えていきたいと思います」
下関商業高校演劇部 奥村美藍 部長
「実際に自分がだまされた側としてどう思うかっていう、だまされた側に立つっていうことを部員一同意識して日々練習してきました。家族全体の問題として闇バイトの恐ろしさを共有してもらいたいなと思っています」
警察は、若者だけでなくシニア世代の闇バイトも募集があるので、年齢を問わず注意してほしいと呼びかけています。