長野市戸隠では23日、恒例の「半ざる食べ歩き」に大勢の人が訪れました。今年は初めて9月に開かれています。

今年春にオープンした「中屋りけい」。

本場の戸隠そばを楽しもうと多くの観光客が訪れていました。
山崎キャスターリポート:「いただきます。うーんおいしいですね。口に入れた瞬間、そばの香りが、がつんと広がる。ちょっと甘めのつゆともよくあいます。おいしいですね。香ばしさのあるそば、たまらないですね」
提供されているのは「夏そば」。色と香りが特徴です。

中澤奏太さん:「(この時期のそばの特徴は?)この時期は緑がかっていて、きれいに見えるのと、香り高いのが特徴です。(夏の新そばは聞いたことないが?)どこでもやっているわけじゃなく、戸隠では昔からやっています。知らない方がたくさんいると思うのでぜひ戸隠に来て食べてほしいです」

半ざる食べ歩きは、2000円のチケットブックを買うと、1人前の半分=3ボッチを、3つの店で食べられます。
「戸隠そば祭り」の一環で、これまでは秋の新そばに合わせて11月に開いてきました。
ところが、その時期は新そばを求めて多くの人が訪れるため、人気店では午前中に売り切れることも。

そこで、実行委員会が注目したのが戸隠そばの特徴である「二期作」です。
1年に夏と秋の2回、収穫できることを生かし、比較的空いている9月に食べ歩きを実施し、夏の新そばを楽しんでもらうことにしました。

チケットブックは1日56冊限定で予約での販売に変更。さらに、平日だけでなく、土日と祝日も開催することにしました。今年は21の店が参加しています。
お客さんは:「一度でいいから来てみたいと思っていた。調べたらこの時期にやっていると知ったので、念願かなって来られました。仕事しているとなかなか土日に開催されていないと来られないので、今回祝日、土日もあったのでよかったです。いろんな店に行けてよいと思います。(3軒回る予定ですか?)はい!」

戸隠そば祭り実行委委員長 徳武勝広さん:「夏そばは色味が青くて風味も青い、歯切れがいいのが特徴。新鮮なものがこの時期に食べられるのが一番の魅力かなと思います」

実行委員会によりますと、食べ歩きは9月末までで、チケットブックはすでに売り切れていますが、キャンセルが出れば当日の購入もできるということです。