2028年に開催されるロサンゼルスパラリンピック。パラ柔道の強化指定選手たちが富山県内で初めて強化合宿を行い、富山ゆかりの金メダリストが指導者として帰ってきました。

2028年に開催されるロサンゼルスパラリンピック。9月3日から6日にかけてパラリンピック柔道の強化合宿が富山県高岡市で行われました。

合宿には去年のパリパラリンピックで金メダルに輝いた廣瀬順子選手などが参加しています。

女子のコーチを務めるのは富山県射水市出身でリオデジャネイロオリンピックの金メダリスト、田知本遥さんです。

田知本遥さん
「まだ就任したばかりで1日1日、1か月1か月が刺激の連続」

2017年に現役を引退した田知本さんですが、ことし4月にパラ柔道女子のコーチに就任。指導者として畳の上に戻ってきました。

パラ柔道は全盲と弱視にクラス分けされていて、最も視力が高い選手でも両目で0.05以下です。

田知本さんはパラの選手を指導することに日々難しさを感じています。

田知本遥さん
「パラの選手は(目が)見えない選手もたくさんいるので、自分がどう言語化して丁寧に伝えるとわかりやすいだろうかということを日々考えている」