海難救助などにあたる富山県の伏木海上保安部に、新たに23歳の”海猿”が誕生しました。

「訓練かかれ!」「お願いします」

海上保安庁・伏木海上保安部の潜水士として22日、第一歩を踏み出したのは、入庁3年目で埼玉県出身の鴨志田直智さんです。

鴨志田さんはことし8月船舶の事故対応などにあたる巡視船やひこの潜水士に任命。22日は初めて射水市の海岸で潜水訓練に挑みました。

訓練では水深8メートルでロープを結ぶ訓練や、20キロのおもりを抱えて20メートルほど泳ぎ、おもりを次の人へ渡す訓練などが行われました。

伏木海上保安部の潜水士は第9管区海上保安本部の保安官の中から面接などで2、3人を選抜。厳しい訓練と国家試験を経て晴れて潜水士になれます。

鴨志田さんが潜水士を目指したのは潜水士を題材にしたドラマを見たのがきっかけでした。

憧れの潜水士としての初めての訓練。早速、海の厳しさを知ったようです。
「ちょっと待って、痛くない?」「鼻血を確認」「耳抜き等は支障なく訓練続行可能であるため」

鴨志田さん「研修でやってきたことと同じことをしていたんですが、現場での実際の現場で動いていた潜水士との一緒に動くってなるとついていけないところが多くありました」「今回の訓練は(100点中)10点位ですね。」「今後はもうひたすら訓練して日々精進していきたいと思います」
