落語家の立川志の彦さんが、9月1日に真打ちに昇進。立川志の輔さんとともに、会見を行いました。志の彦さんは、立川流 立川志の輔一門の落語家です。
志の輔さんは、“最初に自分のとこに来たときの映像は、どの弟子も頭の中に残っております”と語り出すと、“名古屋の独演会の、昼の部と夜の部の間に主催者が「変な若者がウロウロしながら会いたいと言っているんですけど」と言ってきました。会ったら、少し怪しさは漂っておりました”と、志の彦さんとの出会いを回想。
“「東京からです。ヒッチハイクで参りました」と聞いて、やはり少し頭がおかしいと思いました。車を何台も乗り繋いで名古屋までやってきた話を聞いただけで、「こいつは少なくとも普通の社会で生きて行かない方がよい」と思うほどユニークな考え方を持っていると思いました”と、冗談まじりに思い返しました。
また、志の輔さんは“古典落語に畏敬の念を持つには、新作は大切。真打ちになったら、1つは新作を作ってもらいたい。これは全員の弟子に言い続けている”と、志の輔さんの新作に期待。“落語界の、小さくても伝説をつくれというような気持ちで真打ちに送り出している”と、誇らしげに語っていました。
志の彦さんは、“小さい頃から人を笑わすことが好きで、「そのようにご飯が食べられたら良いな」と思っておりまして、いまそのような生業で生きていられて本当にありがたい”と、感慨深げ。“これから先も予期しないことがあると思うんですけれども、どんなことも笑いに変えてみなさまにお届けできるような落語家になりたいと思っています。”と、決意を語りました。
続けて、志の彦さんは“師匠の落語を聞いたときに衝撃を受けまして。面白い人が、ただただ2時間面白いことを言っている”と、落語と出会った時のことを回想。“志の輔というジャンルに衝撃を受けまして、「落語家になりたい」というよりは「志の輔の弟子になりたい」というのがありました”と、師匠への尊敬を語りました。
【担当:芸能情報ステーション】














