北海道石狩市や当別町などを管轄する石狩北部地区消防事務組合は22日、救急隊が現場の住宅を間違い、到着がおよそ4分遅れたと発表しました。救急の対象としていた男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。
19日午前9時ごろ、当別町に住む人から「50歳代、男性、倒れて意識と呼吸がない」と119番通報を受けたため、当別消防署から救急隊が出動しました。
その際、男性の住宅を間違い、隣接する別の住宅へ向かったことにより、救急隊の到着がおよそ4分遅れました。
消防によりますと、指令が示した現場の地図に誤りはありませんでしたが、現場は団地で同じ外観の建物が複数並んでいたため、消防隊は奥の建物が男性の住宅だったにもかかわらず、手前の建物に到着したということです。
救急の対象となっていた50代男性は、通報時点で心肺停止状態で、その後病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
到着の遅れと死亡との因果関係は、現在確認中ということです。
石狩北部地区消防事務組合の髙橋一洋消防長は「救急隊の経路確認不足により現場到着の遅延を招き、心からお詫び申し上げます。住民の皆様の信頼を損ねたことにつきまして、深く反省するとともに、今後は再発防止の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
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