21日、島根県大田市で、山陰道の早期全線開通を求める「島根県民総決起大会」が開かれました。

この決起大会には、山陰選出の自民党国会議員5人や各自治体の首長など行政や政財界からおよそ400人が出席し、全線開通のための予算確保や暫定2車線区間の安全対策などを求める決議を採択しました。

山陰道建設の進捗について、青木一彦参議院議員は…

青木一彦 参議院議員「(供用率)85%…なんかやっとここまで来た。山登りもそうですが最後の1合、あと15キロが大事だと思っております。ここで満足することなく、やはり道路はつながってなんぼのものでありますので、下関まで一直線に道路の建設促進を図って参りたい」

また、島根県の丸山達也知事は、総裁選後に自民党が野党と連立政権を組む場合を想定し、次のように述べました。

島根県 丸山達也知事「どの政党であったとしても、これまでの自民党・公明党と比べますと、都市型政党が与党に加わられることとなります。都市型政党というのは、都市が直面している課題には積極的ですけども、我々のような地域に対しての投資を自民党・公明党のようにそのまま『良し』としてくれるかどうかわからない。(山陰道の整備を)今やっていることでも『やめてしまえ』という方々が、国会の中で発言が増していくことをよくよく注意しておかないといけないことだと思います」

鳥取市と下関市を結ぶおよそ380キロにわたり整備が計画されている山陰道。島根県内では、今年3月に「出雲・湖陵道路」と「湖陵・多伎道路」が開通したほか、今年度中に「三隅・益田道路」が開通予定で、県内の供用率は85%に達する見込みです。