北海道で初めて発表された「線状降水帯」による大雨で、住宅や道路などへの被害が相次いでいます。

気象庁は、午前3時10分に釧路地方と十勝地方に「線状降水帯」が発生したと発表しました。

記者
「釧路市音別町の住宅街です。道路が完全に浸水してしまっています」

釧路市音別町では、12時間の降水量が観測史上最大となる186.5ミリを記録。

避難した人
「どんどん水位が上がってきているが、ここまで来たことはない」

道東の白糠町の住宅では居間まで水が入り込み、住民がボートで避難しました。

十勝の浦幌町では…

「厚内川にかかる厚内橋では、橋が歪んで崩壊してしまっています」

新ひだか町では突風で家の屋根が飛ばされました。

隣に住む人
「(風の)音もすごくて、びっくりして起きた。角材がうちのほうに飛んできて、車も後ろが割れてしまっている」

近くの住宅でも窓ガラスが割れ、2歳の男の子が足に軽いけがをしました。

雨や風のピークは過ぎましたが、土砂災害や河川の氾濫などに引き続き注意が必要です。