■MLB ドジャース1ー3ジャイアンツ(日本時間22日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(31)が、本拠地最終戦のジャイアンツ戦に“1番・DH”で出場。4打数1安打。9試合連続安打、26試合連続出塁をマークした。チームは先発のE.シーハン(25)が7回無失点10奪三振と好投も2人目のB.トライネン(37)が3失点で逆転負け、本拠地最終戦を飾ることが出来なかった。

大谷は直近5試合で4本塁打と好調、さらにジャイアンツ戦の2本はストレートをレフト方向に打ち返している。D.ロバーツ監督(53)は「翔平はフィールドのどこでも使いこなすのが好きなんです。彼はどこにでも強く打てる力があり、とても怖い存在。 センターや左中間に打球を飛ばす時は特に危険」と現在の大谷の調子を話した。

チームは4連勝で地区優勝のマジックは3。本拠地では決められなかったが、最短で試合のない日本時間23日に4年連続23回目の地区優勝となる。ジャイアンツの先発はメジャー3度目の登板で未勝利のT.マクドナルド(24)、大谷は初対戦となった。

本拠地最終戦となった1回、第1打席、全くデータのない投手相手に、2球連続カーブで2ストライクと追い込まれると、ここからシンカー、チェンジアップと持ち球を投げさせて軌道を確認、最後は外角に逃げていくシンカーに空振り三振となった。

0対0の3回、2死走者なしで大谷の第2打席、2球連続シンカーを見逃して2ボールとなると、内角低めのカーブを2球連続空振り、カウント2-2から最後も内角低めのカーブを捉えたが、ライト正面のライナーに打ち取られた。

ドジャースは先発のE.シーハン(25)が好投、5回まで15個のアウトのうち、7つが三振。6回にも先頭打者から三振を奪うと、3番・アダメズ(30)からも三振を奪い、ジャイアンツ打線をわずか1安打に抑えた。

その裏、先頭打者で迎えた大谷の第3打席、ここまで3安打に抑えられているマクドナルドと3度目の対戦、カウント2-2から外角低めへのチェンジアップにバットを折ながらライト前へヒット、9試合連続安打、26試合連続出塁となった。

0対0で迎えた7回、ドジャースは無死一、二塁のチャンスに6番・M.コンフォート(32)がレフト前へ先制のタイムリー、好投のシーハンに勝ち投手の権利をプレゼントした。さらに無死一、二塁で7番・M.ロハス(36)がサード前へ送りバントを成功させた。しかし、代打・T.エドマン(30)がいい当たりもファーストライナーで3塁走者が戻れずにダブルプレーと追加点が奪えなかった。

8回、シーハンの後を受けた2人目、B.トライネン(37)が連打で無死一、三塁のピンチを迎えると、代打のP.ベイリー(26)にライト線へタイムリーツーベースで同点、1死満塁で3番・アダメズに押し出しの四球、さらに内野ゴロの間に追加点を奪われて、1対3とリードされた。

その裏、無死一塁で大谷の第4打席、ジャイアンツ3人目、左腕のJ.ルケーシー(32)と対戦。ストレートにタイミングが合わずにカウント2-2と追い込まれると、5球目もストレートで空振り三振に倒れた。

ドジャースの連勝は4でストップ、本拠地最終戦を飾れず、2位パドレスが勝利を収めたため、地区優勝マジックは3のままとなった。