任期満了にともなう宮城県知事選挙は10月9日の告示に向け新たな動きが出てきました。9月19日、新たに新人2人が立候補を表明し、これで宮城県知事選挙に立候補を予定しているのは6人となりました。


宮城県庁では9月19日に立候補予定者説明会が開かれ、すでに立候補を表明している陣営を含む7つの陣営が出席しました。

説明会では職員が立候補に必要な書類や手続きの内容について説明しました。
宮城県選管・川端史世 総括次長:
「宮城県知事選挙は、言うまでもなく今後の県政の行方を決める重要な選挙です」

この知事選を巡り9月19日、新たに2人が立候補を表明しました。
福島県白河市の自営業、金山屯 氏(85)は記者会見で東京から多賀城市に遷都すべきと訴えました。
そのうえで現在の宮城県政はインバウンドを受け入れる国内の流れに乗り遅れていると指摘しました。
金山屯 氏:
「(東北の)インバウンドが全国の1%にもならないこんな政治、恥ずかしいと思わないのかなと」

また、仙台市の会社員・武藤心平 氏(49)は「権力は腐敗する」と現職の多選を批判し、宮城県全体の底上げのために世代交代が必要だと訴えました。
武藤心平 氏:
「輝ける新しい夢ある宮城、子どもたちが安心して暮らせる宮城の公約を2年でやる1期で全部やろうと思っている」

一方で参政党は知事選では独自候補を擁立せず、立候補を表明している元参議院議員の和田政宗 氏と政策の覚書を結んだことを明らかにしました。党として推薦はせず、党員の自主投票とします。宮城県知事選は10月9日に告示され、26日に投開票が行われます。

知事選にはこれまでのところ、9月19日の2人を含めて6人が立候補を予定しています。
宮城県知事選挙にはいずれも無所属の元角田市職員・伊藤修人 氏、現職で6選を目指す村井嘉浩 氏、元参院議員・和田政宗 氏、自営業・金山屯 氏、会社員・武藤心平 氏が立候補を表明し、宮城県議会議員の遊佐美由紀 氏も立候補の意向を示しています。