21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に、福島県内各地で出発式が行われました。このうち、郡山市の郡山中央郵便局で行われた出発式には、郵便局員や市内の園児160人あまりが参加しました。
式では、郡山警察署の七海暢一署長は、後を絶たない飲酒運転に危機感を訴えました。
七海署長「昨日現在で昨年1年間の検挙件数36件を上回る合計41件を検挙しており、約6日に1件検挙という危機的な現状にあります」
また、県内で今年発生した交通事故は2350件に上り、死者とともに去年の同じ時期を上回っています。

このあと園児が交通安全運動の期間を示すステッカーを車に貼り、郵便局の車両やパトカーの出発を見送りました。秋の全国交通安全運動は、21日から30日まで行われます。

◇郡山市では今年1月22日、JR郡山駅前で、大阪から来た受験生の女性が飲酒運転の車にはねられ死亡する事故があり、県警が毎月、事故が起きた22日に取締りを強化するなど、飲酒運転根絶へ向けた取り組みが行われています。しかし、郡山市の事故以降も、飲酒運転は後を絶ちません。