守備の「ベストナイン」を記者投票によって選出する、第51回三井ゴールデン・グラブ賞の表彰式が29日に行われた。投手部門で2年連続の受賞となったのは、オリックス・山本由伸(24)。山本はパ・リーグ最多の225票を獲得し、投手部門で2位以下を213票引き離すなど、“ダントツ”での受賞だった。
2年連続で投手4冠に輝いたオリックスのエースに、守備のこだわりや来年3月に開催されるWBCについて聞いた。

国山ハセンキャスター:
2年連続の三井ゴールデン・グラブ賞おめでとうございます。

山本投手:
ありがとうございます。

国山キャスター:
今の心境を教えてください。

山本投手:
やっぱり表彰式で、受賞させていただいて実感が湧きました。

国山キャスター:
プロ6年で、エラーがわずか2つということで、守備への意識、こだわりがあれば教えてください。

山本投手:
いや、こだわりって言えるほどでもないんですけど、少年野球の時から「投げたら9人目の野手だぞ」みたいなことは言われていたので、そういったのが染みついているかもしれないですね。

国山キャスター:
サッカーのワールドカップが開催されていますが日の丸を背負うという意味では、来年3月にWBCが控えていますけど、どんな思いでしょうか。

山本投手:
そうですね、本当に決まってない、選ばれたわけではないので、あまり言い辛いですけど、もし選ばれたら、全力で投げられるような準備はしておきたいと思います。

国山キャスター:
去年は東京五輪での金メダルもありました。侍ジャパンの存在というのはすごく大きいものではないでしょうか。

山本投手:
やっぱり一流選手がそろうことはなかなかないので、その中でプレーできるのがすごく嬉しいですし、楽しいので、楽しみの一つです。

国山キャスター:
メジャーリーガーも参加を表明されていますけど、そのあたりもいかがでしょう。

山本投手:
本当にファンの方もすごく楽しみにされていると思いますけど、もし一緒にできるなら選手の僕たちもすごくワクワクするだろうなと思っています。

国山キャスター:
色んな期待もあるかと思うんですけど、そういった意味で山本投手からすると大谷翔平選手はどんな存在ですか?

山本投手:
いや、バケモノですね。すごいです、はい。

国山キャスター:
すごすぎると。

山本投手:
すごすぎます。

国山キャスター:
でも、そういう意味でも楽しみですよね?

山本投手:
そうですね。かなり楽しみです。

国山キャスター:
WBCに対する抱負、目標などあれば教えてください。

山本投手:
もし決まれば、とにかく全力でチームの一員になりたいなと思います。

国山キャスター:
本当に期待しています。

山本投手:
ありがとうございます。


■山本由伸(やまもと・よしのぶ)
1998年8月17日生まれ、24歳。岡山県出身、都城高~オリックス(2016年ドラフト4位)。
2021年東京五輪 金メダル、2022年は26試合に登板15勝5敗205奪三振、防御率1.68。6月18日(西武戦)に自身初となるノーヒットノーランを達成。2年連続で最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振のタイトルを獲得。2年連続で沢村賞、パリーグMVP、ゴールデングラブを受賞。