8月の記録的大雨で福岡市東区の香椎川が氾濫危険水位を超えたにもかかわらず、福岡市がおよそ1時間にわたって住民に避難指示を出していなかったことがわかりました。

福岡市では8月9日、線状降水帯が発生し、翌日にかけて記録的な大雨が降りました。

福岡市によりますと、東区の香椎川は10日の午後5時半に氾濫危険水位に到達。

市の地域防災計画では、「避難指示」を出す判断基準として「氾濫危険水位に到達した場合」などと定められていますが市が「避難指示」を出したのは1時間後の午後6時半でした。

市の防災推進課は「避難所の開設や調整に時間がかかった。対応時間短縮のため、今後、事前の調整を進めていく」としています。