バレーボールの世界一決定戦“世界バレー”で、男子日本代表(世界ランク7位)がリビア(同75位)にストレート勝ちを収めた。既に予選敗退が決まり51年ぶりのメダルには届かなかった日本だが、今季最後の代表戦を白星で飾った。試合後、キャプテンの石川祐希(29)、宮浦健人(26)、髙橋藍(24)が今大会を振り返り、来季へ向け決意を語った。

チームをけん引してきたキャプテンの石川

Q.これぞ日本のバレーという最高の勝利。チームとしては、この世界バレー、悔いの残る大会になったんじゃないかなと思いますけれども、改めて今大会を振り返っていかがですか。

石川祐希:予選突破できなかったですし、目標としていたところまではほど遠かったですけど。これも一つの経験ですし、ここから強くなるしかないというふうに改めて感じた世界バレーだったので。今シーズンはこれでもう終わりですけど、また来シーズンもっと強くなって、戻ってきたいと思います。

Q.この今大会の悔しさはどう感じますか。

石川祐希:やっぱり立場も変わって、今までは追う立場だったのが、追われる立場となった1年目のシーズンでしたし、いろいろと大きな変化とかもありましたけど、その中で結果を出せなかったっていうのは非常に悔しいことですし、反省する部分は多い。それでも結果を残さなければいけないなっていうふうに改めて感じたので。結果が全てじゃないですけど、結果をしっかり出して、出すことにやっぱりもう一度フォーカスというか、そこをしっかり見なければいけないなというふうには感じました。

Q.今日の試合でロスオリンピックに向けても1年目が終わったわけですけれども、世界のレベルはどんどん上がってきていると思います。その中で日本が目指すべきバレーボールは?

石川祐希:やっぱり僕たちの強みであるサイドアウトだったり、精度っていうところが今大会では出せなかったというふうに思うので、そこはサイドアウト率と、チャンスがあるときにしっかり点を取り切ることっていうのを、もう少し磨かなければいけないなっていうふうに思います。世界的にも僕たちはディフェンスが強みでありますけど、他のチームも非常にディフェンスのレベルが上がってきているので、そこだけで勝負するのは、これから厳しくなってくるんじゃないかなというふうに思う。それ以外のところ、ミスの多さだったり、そういったところをもうちょっと改善できるようなチームにしていきたいと思います。