オリンピック銀メダリストに聞いた“速く走るコツ”

出水キャスター:
最近の小学生の50m走平均タイムで少し気になるデータがあります。

スポーツ庁の資料によりますと、2015年度では男子は9.37秒でしたが、2024年度は0.1秒ほど遅くなり、9.5秒でした。女子も2015年度では9.62秒でしたが、2024年度は9.76秒と少し遅くなっています。

コロナ禍を経て、外で遊ぶ機会が減ったということや、タブレットなどを使うスクリーンタイムが増えているという生活様式の変化もあるのではないかということです。

「足が速くなりたい」という願望は、大人でもありますよね。そこで、世界陸上で解説も担当している、2008年の北京オリンピック™で4×100mのリレーで銀メダルに輝いた高平慎士さんに速く走るコツを聞きました。

【速く走るコツ】
▼姿勢は、まっすぐ(気をつけの姿勢)
▼目線は、まっすぐ前を見る。スタートや加速の場面では体(前傾している体勢)に対し、直角になるように目線を保つ。
▼大きく・速く腕を振る。グーでもパーでもOK、リラックスして。
▼上がった足を自分の体の真下におろす。(×前に振り出す・後ろに蹴る)

高平さんに聞いたところ、「大人も20~30m走だと実感はできないが、習えば速くなるポテンシャルはある」ということでした。