上田市の和食店経営「たぬき亭」が9月8日、長野地裁上田支部から破産開始決定を受けました。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、「たぬき亭」は1990年前後に創業し、かつ重などの丼物をはじめとした定食ものやすしといった和食料理店を営み、地元客を中心に親しまれていました。

しかし、新型コロナウイルスの影響で来店客が減り、大幅な減収を余儀なくされ、2024年11月期の売り上げは3200万円にとどまっていました。

その後も売り上げの回復には至らず、代表者が他界したことから、先行きの見通しが立たなくなり、5月25日付で事業を停止していました。

負債総額はおよそ6300万円だということです。