島根県の丸山知事は17日の定例会見で、自民党総裁選に立候補を表明した小林鷹之元経済安全保障担当大臣が掲げた「定率減税」について「減税の水準は低い」と苦言を呈しました。
島根県 丸山達也 知事
「政策の中身を詰めていくと、定額給付から定率減税に変わったと。ただそれは、1回やりますという話に留まるんでしょうから、そういう意味で参院選において野党各党が主張した内容に比べると減税の水準は低い」
丸山知事は小林元大臣が16日掲げた若者や現役世代を対象にした所得税の「定率減税」についてこのように述べた上で、自民党が参院選で「給付」を掲げて大敗したことに触れ持論を展開しました。
島根県 丸山達也 知事
「(参院選で)過半数の支持を得られなかったというのが結果でありますから、定率減税はどっち(給付か減税か)に近いのかという意味でいくと、給付に近い」
来週月曜告示・来月4日投開票の日程で行われる自民党総裁選。
丸山知事は誰に総裁になってほしいかという質問に対しては明言を避けましたが、少子化対策を第一に取り組んでもらいたいと述べました。