読谷村の陶芸家島袋常秀さん(77)が、「沖縄陶器」の分野で県の無形文化財保持者に認定されることになりました。
県の文化財保護審議会が、先週12日に半嶺満県教育長に答申したもので、年内にも認定される見通しです。
菊を中心に唐草をあしらった「菊唐草紋」などを代表作に持つ島袋さん。唐草は「長寿と繁栄」を意味し、菊は「不老長寿」を意味することから、縁起の良い文様とされています。
島袋さんは今回、沖縄陶器の伝統技法に精通していることや長年、後継者の育成に尽力している点を評価されました。
審議会はこのほか「室川貝塚出土品」と「阿波連浦貝塚出土品」2件については県指定有形文化財に指定するよう答申しました。

