北朝鮮が日本人の拉致を認めた日朝首脳会談から17日で23年。拉致被害者の蓮池薫さんが新潟市の高校で講演し、若い世代が関心を高める重要性を訴えました。

新津南高校で開かれた拉致問題啓発セミナー。

拉致被害者で新潟産業大学 特任教授の蓮池薫さんが全校生徒に向けて講演しました。

【新潟産業大学 特任教授 蓮池薫さん】「(北朝鮮が)なぜ拉致をしたかというと、諜報活動を活性化させたかった、強化したかったということ」

23年前の9月17日に開かれた日朝首脳会談で、北朝鮮は日本人の拉致を初めて認め謝罪。

その後、蓮池さんは24年ぶりに日本の地を踏みました。

講演で蓮池さんは「若い世代が人権問題について考えることが北朝鮮への大きなメッセージになる」と訴えました
【3年生は】「自分たちが次の世代に署名活動や講演会を通してつなげていくことが大切だと思った」

また、蓮池さんはこれから誕生する新たな政権について「拉致問題に対する新組織を立ち上げて積極的な公約を掲げてもらいたい」と述べました。