自身初の世界選手権で2位となった清岡幸大郎選手(2025年6月)

◆清岡幸大郎選手のインスタグラム(ストーリー)より
「夜遅くまで応援本当にありがとうございました。期待に応えられず申し訳ないです。みなさんの応援が何よりも力になりました。もう2度と負けません。これからも応援よろしくお願い致します」

清岡選手の今大会の戦いぶりについて、3歳から高校生まで清岡選手を指導した高知レスリングクラブ・櫻井優史(さくらい・ゆうじ)代表は⋯

◆高知レスリングクラブ櫻井優史代表
「準決勝までは対策されながらも、攻めてポイントを取る、我慢するところを我慢して、安定した戦いができていた。でも決勝は相手がパリ五輪で敗れた悔しい気持ちを出してきた。アモウザドハリリ選手が最初からガンガン攻めて下から詰めてきた。そこで幸大郎がプレッシャーを感じて遠くから中途半端にタックルに入ったところでカウンターを食らってしまった。幸大郎本人もチャレンジャー精神を持って仕上げたけど、相手のハングリーさが上回りました」

高知レスリングクラブ・櫻井優史代表(2024年)

幸大郎選手の敗因を分析するなか、今後への期待も語りました。

◆高知レスリングクラブ櫻井優史代表
「ここが正念場。パリ五輪はみんなが幸大郎を知らない状態で戦いやすかったが、世界は対策をしてくる。世界と国内では対策のされ方も変わるので注意が必要。パリ五輪直前の全日本選手権の時のようなハングリーさを取り戻せるかが重要」