大分県玖珠町で、人工衛星を活用して効率的に栽培されたブランド米が、17日刈り取られ、初の一般販売に向けて準備が進められています。
17日、玖珠町古後にある宿利和昭さんの田んぼで、新たなブランド米「くす天空の輝き」が初めての稲刈りを迎えました。

このブランド米は、人工衛星データを活用し、稲の生育状況をリアルタイムで把握することで、最適なタイミングで収穫します。3年前から試験栽培が始まり、今年初めて一般販売を目指して、26人の生産者が稲を育ててきました。通常の栽培方法に比べて、農薬や化学肥料の使用を半分以下に抑えるなど品質にもこだわっています。
(生産者・宿利和昭さん)「的確な指示を出してくれるので水の管理だとかすごく参考になりましたね。作物の育ち方とかいうのは良くなっているんじゃないかなと思っています」
今年は67トンの収穫が見込まれていて、特A評価を受けたコメは「くす天空の輝き」として、ふるさと納税の返礼品や県内のデパートで販売されます。