日米共同訓練に参加していたアメリカ海兵隊員が、南大隅町内で物損事故を起こしていたことが分かりました。県は速やかな情報提供を要請していましたが、国から連絡があったのは事故発生の1日後でした。

県によりますと、南大隅町の町道で14日午後3時ごろ、海兵隊員が運転するレンタカーが、道路脇のガードパイプに接触しました。けが人はいませんでしたが、アメリカ軍から九州防衛局に連絡があったのは、事故から1日たった15日の午後4時ごろでした。その後、九州防衛局が県警に通報したということです。

県内では今月11日から、全国各地で始まった日米共同訓練が行われていて、事故を起こした海兵隊員も訓練に参加していました。県に対し九州防衛局は「事故は訓練時間外に起きた」と話しています。

県は、訓練前に国に対し、米軍関係者の事件事故が発生した場合、速やかな情報提供を要請していました。しかし今回、事故の連絡があったのは、発生から1日たってからでした。