16日、土地取引の目安となる全国の基準地価が公表されました。全国の地価上昇率で、北海道に次いで5位にランクインした茨城県つくば市。なぜ、急上昇したのでしょうか。

全国の「基準地価」公表 地価の“上昇率”が高い地域は?

山形純菜キャスター:
「基準地価」とは、各都道府県が主体となり、基準値の価格調査を実施し、毎年、国土交通省が公表しているものです。また、「基準地価」と毎年、国が行う「地価公示」を合わせて土地の取引価格の目安とされています。

基準地価は「住宅地」「商業地」「工業地」にジャンル分けして公表されているということです。

ここからは、住宅地の価格が上昇した地域を中心に見ていきます。

【住宅地 地価上昇率 トップ5】
1位:北海道・富良野市(27.1%↑)
2位:北海道・千歳市東雲町(23.2%↑)
3位:北海道・千歳市栄町(23.1%↑)
4位:北海道・虻田郡真狩村(19.7%↑)
5位:茨城・つくば市(19.6%↑)

1位~4位は全て北海道となっています。2位と3位の「千歳市」というのは、半導体メーカーのラピダスが交渉建設など進出したことで注目されています。

また、1位の「富良野市」と4位の「虻田郡真狩村」は、“リゾート地”として注目されているということです。富良野市は“第2のニセコ”とも呼ばれており、虻田郡真狩村はニセコ町に近いということで、地価が上昇しています。

こういった中で、5位に入ったのは「茨城・つくば市」です。なぜ上昇しているのか、そして、実際に町にどのような変化が起きているのか、取材してきました。