■東京2025世界陸上競技選手権大会(15日、国立競技場)

男子走幅跳の予選が行われ、オリンピック™2大会連続出場の橋岡優輝(26、富士通)は、3回目の跳躍で7m95を跳んだが、予選通過ラインに3㎝届かず、予選敗退となった。22年オレゴン大会以来2大会ぶりの決勝進出はならなかった。

世界陸上初出場の伊藤陸(24、スズキ)、3大会ぶりの出場となった津波響樹(27、大塚製薬)も決勝に進むことはできず、日本勢3人は予選で姿を消した。

決勝進出条件は、3回の跳躍で8m15以上を跳ぶか、上位12人に入ること。日本歴代2位、8m36の記録を持つ橋岡は1回目、7m67をマーク。2回目はファールとなり、決勝進出へ最後のチャンスとなる3回目の跳躍に挑んだ。最後の跳躍で7m95をマークしたが、決勝進出ラインに3㎝届かず、予選敗退となった。

インタビューに応じた橋岡は「ここで通過しきれない部分が、自分の弱さかなっていうふうに改めて痛感した試合でした」と悔しさを滲ませた。それでも、「ちょっと一旦休んで、また見つめ合いながら、さらに強くなった状態でトラックに戻ってこれるようにまた1からやり直せればなというふうに思います」と、前を向いた。

世界陸上初出場の伊藤陸(24、スズキ)は1回目、2回目とファール。3回目で7m68を跳んだが届かず、予選敗退となった。3大会ぶりの出場となった津波響樹(27、大塚製薬)は、1回目の7m42が最長のジャンプとなり、同じく予選敗退となった。