皆さんは働きすぎていませんか?「過労死等防止啓発月間」となっている11月11日。長時間労働解消に取り組む企業と沖縄労働局が28日に意見交換しました。

豊見城市与根にある沖縄NXエアカーゴサービス。通称・OAS航空。長時間労働解消への取り組みが顕著な企業だとして11月28日に沖縄労働局との意見交換が行われました。
貨物の運送を担うこちらの会社では繁忙期には、人手の足りない部署に他部署の人も動員するなどこれまでにも残業時間の平準化に努めてきましたが、おととしからは勤怠管理システムを導入するなどして、労働状況を見える化することで長時間労働の抑制に取り組んでいます。

そして、今月からは新たに本島のほか、宮古、八重山にもある各営業所で、これまで対面で行っていた点呼を一部、本社で遠隔で実施することによって従業員の負担軽減、業務の効率化を図っています。

OAS航空総務部部長 金城隆さん
「(業務量が)コロナ禍前に戻っていないため、実際(時間外労働の削減は)これからですね。勤怠管理を導入したうえでの検証になっていくのかなと思っている。社員にゆとりがある。社員自身の時間を作ってもらいたい、自分の時間を有効に使ってもらいたい、そういう思いで取り組んでいる」
時間外労働の上限規制が再来年4月まで猶予されている運送業界。
それを見据えた取り組みが始まっています。