明治安田サッカーJ2で自動降格圏18位のカターレ富山は14日、アウェーのNDソフトスタジアム山形に乗り込み、14位のモンテディオ山形と対戦し、0-3でカターレが敗れ、7戦連続で勝ちなしです。

約2週間ぶりのリーグ戦となった第29節。自動降格圏からの脱出と6試合勝ちなしの負の連鎖を断ち切りたいカターレ富山はJ1昇格プレーオフへ弾みをつけたい上位の山形と一戦。

カターレは立ち上がりから山形の猛攻を受け、長い時間、守備を強いられます。

GK田川知樹が好セーブを見せるなど粘りを見せますが、前半25分、左からのクロスに合わせられ、先制点を許してしまいます。
前半終了間際にもペナルティエリア内から鋭いシュートで追加点を奪われ、0-2で前半を終えました。

2点を追いかける後半。カターレは松岡大智、古川真人、河井陽介の3選手を投入し、反撃を仕掛けます。すると松岡がすぐさまミドルシュートを放つなどゴールへ向かう姿勢を見せます。

しかし、山形にパスカットをされると、一気にカウンターを仕掛けられ、ダメ押しとなる3点目を献上。その後もカターレは得点を奪うことができず、試合は0-3でカターレが惨敗し、チームは7試合連続で勝ちなしとなり、順位も1つ下げて19位に転落。

J2残留へ向け、より厳しい状況に立たされました。この試合に敗れたカターレは5勝8分け16敗で勝ち点は23のままです。

13日に行われた大分トリニータと藤枝MYFCの試合が引き分けとなったため、J2残留ラインの17位大分とは勝ち点差が7となりました。残り9試合で浮上を狙います。

カターレ富山 安達亮監督
「私たちがやりたいことができた時間も少しあったが、とにかく点が取れない、結果が出ないというのが今の現状。次戦もアウェーだが、やり続けるしかないので、このままやり続けたい。相手がどこでも、やることは自分たちのことを徹底してやることしかないので。1週間ある。もう 1回コンディション作りから始めて、さらに攻撃的な面白いサッカーができるように頑張りたい」