13日開幕する東京世界陸上に、3大会ぶりの出場権を得た、豊見城市出身の走り幅跳び津波響樹選手。気持ちが切れそうになったこともあったという27歳は、今シーズン大きな手応えをつかんでいました。
▼津波響樹 選手(27)
「今年8メートル10センチ台を2回出していて、どっちかといえば…楽しみ。自分がこの記録を本番で出せたら、どのくらいまでいけるんだろうという楽しみがありますね」
2019年以来、2度目の世界陸上に挑む男子走り幅跳び・津波響樹。その跳躍に注目が集まったのは6年前。東京オリンピックの参加標準記録を超えるビッグジャンプ、8m23センチをマークしその年の世界陸上と2年後の東京オリンピックに出場。しかし、両大会ともに予選敗退に終わり、21年以降、日本代表から遠ざかる日々が続きました。
「去年の日本選手権を終えてもう無理だとわかった瞬間に、『あぁ…』みたいな。少し切れそうになりました。引退していく人たちの気持ちって、こういう感じなのかと味わったんですけど…」