様々な音で威嚇 対策の1つ「クマ撃退マシン」

日比キャスター:
様々な対策が行われています。

▼害獣撃退マシン「モンスターウルフ」
2018年から全国の自治体や農協などで、約330台が導入されています。

狼のような見た目で、強烈なLEDの光(目の部分)で威嚇。50種類以上の威嚇音も用意されています。

これまでにクマを撃退することができたという、オオカミのうなり声やチェーンソーの音、人間が威嚇している声などがあり、センサーに反応してランダムに出るそうです。

実際に活用された映像を見ると、クマが「モンスターウルフ」に近づくと光り、音が鳴るとクマは来た道を走って戻っていく様子が確認できます。“音”がポイントになりそうです。

▼「くまドン」
7m以内に接近するとセンサーが反応して、音を発するもの。

クマが喧嘩するときの唸り声と同じ周波数(約80Hz〜120Hz)の音が流れているそうです。動物の嫌がる音を研究して、生かしているということです。

様々なイベントなどでも、最新の技術を使って対策を行うのもよさそうですね。

蓮見孝之キャスター:
大原則は人命第一ですが、全てのイベントが中止にされてしまうと楽しみも減ってしまいます。クマが近づかないような手立てが広がってくれればと思います。

日比キャスター:
クマの出没や被害は、エサ不足などがあるたびに今後も続いてしまうのでしょうか。

専門科の石川県立大学・大井徹特任教授は「人間の生活圏にあるエサを減らし、クマにとって住みにくい環境にする」のも大きなポイントだとしています。