13日に開幕する東京世界陸上を伝統工芸の力が支えます。中長距離種目でラスト1周を告げる鐘を手がけたのは高岡銅器の老舗メーカーです。

金色に輝く鐘にくっきりと浮かび上がる世界陸上東京大会のロゴと文字。世界陸上のために特別に作られた鐘です。

鐘を製作したのは富山県高岡市で、110年以上の歴史のある鋳物メーカー「老子製作所」です。

「梵鐘」の国内シェアは7割以上を占めていて、広島平和記念公園にある「平和の鐘」も手がけています。