マダニに咬まれることが原因で発症する感染症が、熊本県内で過去最多のペースで確認されています。
病原体を持つマダニに咬まれることで発症するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の患者は9月1日から7日までに県内で1人の報告があり、年間の累計患者数は10人となりました。
統計が始まった2013年以降最多です。

県によりますと、SFTSは発熱や嘔吐・下痢などの症状があり、致死率は6~30%だということです。
また、同じくマダニによる感染症の「日本紅斑熱」の患者も増えていて、今年は18人が感染し、去年の16人をすでに上回っています。
県は、森林や草地などに入る際は肌の露出を少なくし、虫よけスプレーを使用するなどの注意を呼びかけています。