まるで学校の保健室のような「居場所」が札幌市南区にオープンしました。その名も「ちいきの保健室」です。どんな場所なんでしょうか?
札幌市南区にある訪問看護ステーションがオープンさせた「ちいきの保健室」です。
「こんにちは~」
オープンの翌日、同じ真駒内地区にある介護施設の利用者4人がやって来ました。
・利用者
「もともと左ひざが悪かったんですけど、左膝かばっていて、今年の春に右ひざをやっちゃって…」
・ちいきの保健室・佐藤郁絵室長
「この『介護相談』と言うのは?」
・利用者
「自分のこれからのこと。80歳を過ぎているとね…」
「ちいきの保健室」はその名のとおり学校の保健室のような存在で、誰でも、気軽に健康のことから子育てや介護などの身の回りの悩みごとまで経験豊富な看護師や保健師が相談に乗ってくれます。
利用料は無料で、予約の必要もありません。
常設でこうした「健康相談スペース」を設けるのは、珍しい取り組みです。
・利用者
「(病院は)よっぽど重症だったら行くけど、どうなんだろうって自分で不安な気持ちの時にこういうところってすごく貴重だなと」
・ちいきの保健室を運営するcocole 道下淳子代表
「病院で働いている看護師は患者と向き合いたいと思うけれど業務に追われてしまう」
・ちいきの保健室 佐藤郁絵室長
「私も子育て中だが、子育ても社会から孤立したり孤独な方もいるので」
「ちいきの保健室」は子どもからお年寄りまで、ふらっと立ち寄れる新たな居場所を目指しています。