中部電力パワーグリッドは、電柱につくられたカラスの巣を撤去する作業で、自治体の許可を得ず、不適切な処理を繰り返していたことがわかりました。
中部電力パワーグリッドは毎年、停電を防ぐため電柱につくられたカラスの巣を撤去し、ヒナや卵を処分していますが、巣を撤去する際はあらかじめ自治体に捕獲数などを申請し、許可を得る必要があります。

しかし、中部電力パワーグリッドは、2022年からことしまで三重県で申請することなく、無許可でカラスのヒナ431羽を捕獲し、処分していたということです。


不適切な処理について中部電力パワーグリッドは、担当者が「申請しても許可は下りない」などと誤って認識していたほか、管理者も「過去からの慣習だった」として是正できなかったと説明しました。
このほか、静岡県でも許可された数を超えるヒナを捕獲していたにも関わらず、県に「過少報告」するケースも確認されました。
