8月の大雨では、多くの車が浸水被害を受けました。熊本市によりますと、JAFにレッカーされた車は、市内だけでも約1400台に上っています。
そこで市は、自家用車に影響があった市民の移動を支援するため、市電(路面電車)や路線バスなどを無料で利用でき、タクシー料金を300円割引する「共通乗車券」を交付します。

公共交通推進課 徳田隆宏課長「病院への通院や日常的な通勤・通学でこれまで自家用車を使っていた方は多い。共通乗車券をぜひ使っていただきたい」
「共通乗車券」は、①熊本市内に住んでいて、②8月の大雨で所有する自家用車やバイクが使えなくなり、③代わりの車を確保できない世帯で、1人あたり40枚交付されるということです。
使用する際は、乗車券とともに交付される「交通支援カード」の提示が必要です。

9月12日から各区役所や市のHPで申請を受け付け、区役所の窓口で交付されます。
乗車券の使用期限は今年いっぱいです。