北朝鮮の金正恩総書記は建国記念日の9日に演説し、「誰にもわが国の絶対的な地位と安全を損なうことはできない」などと述べました。

北朝鮮の朝鮮中央テレビは10日、建国記念日の9日に首都・平壌で記念行事が開かれたことを伝えました。

式典の中で金総書記が演説し、「新しい朝鮮が始まった77年間の強国建設はいま、わが国が獲得した高い地位で誇り高く総括される」などとあいさつしました。

また、「強大な政治体制を確立し、国力を築いた我々は、国の運命を外国の策略に委ねることは決して許さない」としたうえで、「いかなるものも、いかなる手段によってもわが国の絶対的な地位と安全を損なうことはできない」と強調しました。

この演説について、韓国メディアは「核保有国の地位を放棄するつもりがないという考えを明確にした」などと伝えています。