プール400杯分の雨水を3時間ほどで排水
今回は特別に、地下一番深くにある施設に案内してもらいました。
施設は地下57メートル。階段で下ると到着するまで約7分かかります。ほの暗い通路の先にあったのは…
(桜沢信司気象予報士)
「すごい、“地下神殿”みたいですね」
名古屋中央雨水調整池で溜まった雨水は、まずここに流れ込みます。

(桜沢)「少し水が溜まっています」
(小材所長)「試運転で水を張ったりしている」
水位が6メートルになると排水が始まります。そして…ゴミを取り除く柵の反対側には、直径1.1メートルの管が3つ。ここから地上に雨水が送られます。

壁を挟んで反対には、排水に使う巨大な設備が!
(小材所長)
「ポンプを動かすエンジンと減速機」
ポンプのエンジン部分は高さ4メートル。これ1機で乗用車21台分の出力があり、雨水調整池に貯められるプール400杯分の水は、3時間ほどで排水できるそうです。
(桜沢)
「名古屋駅付近で降った雨は、このパイプを通って中川運河に排水されるそうです」

