JR広島駅で8日深夜、新幹線ホームの柵を蹴って壊したとして現行犯逮捕された国土交通省の職員の男が、「乗り遅れイライラしていた」などと話していることがわかりました。

器物損壊の疑いで現行犯逮捕されたのは、岡山県倉敷市に住む国土交通省中国地方整備局の職員、板谷行順容疑者(53)です。

警察によりますと板谷容疑者は、8日午後11時前、JR広島駅の上り新幹線ホームで、可動式の柵を複数回蹴って壊した疑いが持たれています。

警察の調べに対し、板谷容疑者は容疑を認めたうえで「乗ろうとした新幹線に乗り遅れて、イライラしていた」といった趣旨の話をしているということです。

当時、板谷容疑者は酒に酔っていて、呼気1リットルあたり0.5ミリグラムのアルコールが検出されていました。

中国地方整備局は「公務員への信頼を裏切る行為で遺憾。事実関係に基づき、適切に対処する」としています。