長崎県営バスの運転士の男が、ゴムひもを使って球を飛ばす「スリングショット(ゴムパチンコ)」で同僚の車をへこませたとして、器物損壊の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、長崎県営バス福岡営業所に勤める63歳のバス運転士の男です。

長崎県の発表などによりますと、男はことし6月14日午前7時~8時頃、福岡県筑紫野市にある長崎県交通局福岡営業所の車庫で、ゴムひもを使って球を飛ばす「スリングショット」を使い、同僚の男性(60)の軽乗用車フロントドア部分をへこませた疑いが持たれています。

被害者の男性職員が警察に被害届を出し、警察は防犯カメラの映像などから犯行が明らかになったとして9日、男を器物損壊容疑で逮捕しました。

警察の調べに対し男は「石を放った記憶はありますが、車に放った記憶はありません」となど話し、容疑を否認しているということです。

男は2013年から福岡営業所で貸し切りバスの運転士を勤めていたということです。

職員の逮捕を受けて長崎県交通局は「職員がこのような事案で逮捕されたことは誠に遺憾であり、心からお詫び申し上げます。今後、事実関係を詳細に確認したうえで、厳正に対処してまいります。」とコメントしています。