福岡県大牟田市の三井化学大牟田工場で8日、プラント内の配管から塩素系の液体が漏えいしました。
けが人はいませんでしたが、このプラントでは今年7月にも塩素系のガスが漏れる事故が発生しています。

9日午後3時半前、福岡県大牟田市の三井化学大牟田工場から、「製造所内で危険物が漏えいした」と消防に通報がありました。

三井化学によりますと、プラント内にある配管から塩素系の液体が漏れ出したということですが、施設の外への漏えいは確認されず、けが人はいませんでした。

このプラントでは、今年7月に穴が開いた配管から塩素系のガスが漏れ出し、周辺住民など、のべ234人が医療機関を受診する事故が発生。
その後、稼働を停止していましたが、8日は再開に向けた点検が行われていました。

三井化学は「安全第一で再開に向けた準備を進める」とコメントしています。