小学校の始業前に児童を預かる、愛知県初の取り組みが大府市で始まりました。
午前7時。大府市の石ヶ瀬小学校に通う元気いっぱいの小学3年生。朝早くから車で向かった先は…
学校の体育館です。大府市の共和西小学校と石ヶ瀬小学校の2校で、9月から始まったのは「小学生の早朝の居場所づくりモデル事業」。

(保護者)
「保育園から小学校に入る時が一番大変だった。(保育園では)7時から預けていたが、8時になって「1時間どうしよう」すっごく大変だった。子どもを預けると落ち着く時間ができてから学校に行くから、子どもにもいいし私も楽」
児童を見守るのは、シルバー人材センターの見守り員。始業前の朝8時まで将棋・オセロ・トランプなどをして過ごします。

(大府市シルバー人材センター 見守り員)
「親御さんのなにか助けになれば」
「安心してここに預けてくれたらうれしい」
(児童)
「オセロと将棋ができて楽しかった」

実施期間は、9月~3学期末までの平日。1月以降に新たに利用したい家庭に向けて、市は11月中に募集を始めるということです。
(大府市 岡村秀人市長)
「登録している約50人の児童がしっかり活用している状況であれば、さらに他の小学校でも展開していきたい」
今後、どのような広がりを見せるのか注目です。
