新潟県燕市に住む70代女性が、市役所職員をかたる男らに騙され、キャッシュカード2枚を騙し取られる被害に遭っていたことが分かりました。

警察によりますと、女性の自宅には4日正午ごろ、市役所職員をかたる男から電話がありました。男は「8万円の払戻金がある」「きょうが締め切りで、銀行にはこちらから話しておく」などと話したということです。

その後、銀行員を名乗る男からも電話があり、「手続しておくのでキャッシュカードを用意してください」「新しいキャッシュカードに変更する必要があります」「キャッシュカードをこれから回収にうかがうので、取りに行った者に渡してください」などと言われました。

女性は話を信じ、午後1時半ごろ、自宅を訪れた男にキャッシュカード2枚を手渡し騙し取られました。その後、午後4時ごろ、女性が孫に話をしたところ、詐欺被害に遭ったことがわかり、警察に届け出たということです。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。