がんの撲滅に貢献した個人・団体をたたえる「松岡良明賞」に、岡山大学の藤原俊義教授が選ばれました。

受賞したのは、岡山大学消化器外科の藤原俊義教授です。藤原教授は、がん細胞だけを攻撃するウイルス製剤を開発し、医療現場での応用を目指してきました。今年中に食道がん治療に向けた薬事承認の申請を予定していて、体力がなく手術や抗がん剤治療が難しい患者らへの新たな治療法になると期待されています。がん撲滅へ向けての功績が高く評価されました。
(岡山大学 消化器外科 藤原俊義教授)
「次世代のウイルス製剤というのも新たに開発をしております。がん患者さんにとって光となり希望となることを心から望んでいます」
藤原教授は、今後はすい臓がん治療に向けた新たな次世代ウイルス製剤の開発も進めたいと話しています。