新潟市消防局は8日、消防司令長の50代男性を停職5か月の懲戒処分にしたと発表しました。司令長は7月に万引きをした疑いで現行犯逮捕され、犯行を認めて不起訴処分となっていました。司令長は8日に依願退職しています。

警察や消防によりますと、新潟市西消防署に勤務していた消防司令長の男性(50代)は7月、新潟市西区のコンビニエンスストアでカップ麺1個(販売価格359円)を上着の下に隠して万引した疑いで現行犯逮捕されていました。司令長は犯行当時、酔った状態で警察の調べに対し容疑を否認していましたが、翌日には容疑を認め、8月27日に不起訴処分となったということです。

新潟市消防局は8日付で停職5か月の懲戒処分にしましたが、司令長は8日に依願退職したということです。
新潟市消防局の阿部一彦消防局長は「当該職員の行為は、市民の安心安全を守る消防職員として、また組織の幹部職員として、あるまじき行為であり、誠に遺憾であります。今後は、より一層の綱紀粛正と服務規律の徹底を図り、職員一同、信頼回復に努めてまいります。」とコメントしています。