北朝鮮の金正恩総書記が中国でプーチン大統領と会談した際に座っていた椅子を随行員が入念に拭く様子がカメラに捉えられていました。金総書記のDNA情報の流出を防ぐためとの見方が出ています。

抗日戦争勝利80年を記念する軍事パレードに出席するため北京を訪れていた金正恩総書記は3日、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を行いました。

この会談後にロシアの記者が撮影した映像では、北朝鮮側の随行員らが会場で金総書記が使用したとみられるコップを片付けたり、座っていた椅子を布できれいに拭いたりする様子が確認できます。

これについて韓国メディアは、健康状態などの分析に使われる可能性があるDNA情報の流出を防ぐためとの見方を報じています。

2019年には、金総書記が中国南部の南寧駅でタバコを吸う様子をJNNのカメラが捉えましたが、吸い殻は妹の与正氏が回収していて、この際も北朝鮮側がDNA情報の流出に神経をとがらせていた可能性があります。