全国優勝30回以上を誇る、大分市にある日本文理大学チアリーディング部は2019年を最後に日本一から離れています。3年ぶりのタイトルへ、新コーチとともに演技に磨きをかけています。
全国大会14連覇など、輝かしい成績を誇る日本文理大学 チアリーディング部、BRAVES。男女混合チアのパイオニアは2019年の大学選手権を最後にタイトルから遠ざかっています。
(キャプテン・地頭所聖音子選手)「メンズがいる分、難易度の高い技を求められるので難易度の高い技をやってそのうえできれいにはめていくところが今年の課題」
3年ぶりの日本一にむけて結城監督が招へいしたのが服部結菜コーチです。大分県出身でブレーブスのジュニアチームからジャパンカップ9連覇の大阪・箕面自由学園に進学。自身も5回の日本一を果たし、梅花女子大学では文理を破って優勝しました。
(服部結菜コーチ)「違うチームから来たからこそ、絶対これじゃなきゃできないという考え方は決めないようにしていて、新しい風を吹かせられたらいいなという気持ちを込めて、大分に帰ってきました」
ブレーブスの課題はダンスや技の美しさ。それを強みとする女子単独チームを経験している服部コーチが加わったことで、演技に磨きがかかっています。
2大タイトルのひとつ、ジャパンカップは惜しくも2位。来月行われる学生選手権の日本一にむけて新技「フル・トウ・フル」を導入しましたが、上手く決まりません。
(結城翔平監督)「時間ないんだよインカレまで。その中でやっと全員集まってやっとできる。そういうときになんでそんな体の動きも締まってないし、タイミングも合わせようとしない」
結城翔平監督
(服部結菜コーチ)「なんかちょっとフル・トウ・フルのメンバーが決まらないなってちょっと暗いなってときに周りが何か声をかけた? そういうところかなと思うから、まずそこを変えてください」
16人のパフォーマー全員で議論を重ねて試行錯誤を繰り返し、技を修正していきます。
翌日の練習、本番同様に演技を通すリハーサルに臨みます。課題の新技、フル・トウ・フルは何とか成功しました。
(4年・池田愛結選手)「コーチと監督からアドバイスをいただいて、きのうよりやることが明確になって、自分の動きを体が覚え始めているので、緊張したんですけど思い切りできました」
大会に向けて完成度と一体感がさらに高まるブレーブス。目指すは3年ぶりの頂点です。
(キャプテン・地頭所聖音子選手)「文理にしかできない演技があると思うので、ただ難易度高い技をこなすだけではなくて、綺麗にはめて絶対に優勝して日本一のブレーブスの姿を取り戻したいと思います」
キャプテン・地頭所聖音子選手