去年9月、神奈川県鎌倉市の質店で起きた「闇バイト」による強盗傷害事件で、横浜地裁は運転役の男に懲役6年6か月の判決を言い渡しました。

横浜市の無職・竹谷大輝被告(23)は、去年9月、実行役の男2人と共謀して鎌倉市の質店に押し入り、腕時計2個を奪ったうえ、従業員にけがをさせた強盗傷害などの罪に問われています。

初公判で、竹谷被告は「強盗するのは知りませんでした」と起訴内容を一部否認していました。

5日の判決で横浜地裁は、「犯行前に車の中で実行役の2人とスピーカーフォンの状態で指示役から犯行手順や駐車場所が指示された」と実行役との共謀を認め、「運転役として強盗の完遂に重要な役割を果たした」と指摘しました。

一方で、「運転役にとどまり、責任の程度は軽い」として、検察側の求刑11年に対し、懲役6年6か月を言い渡しました。