新米が本格的に出回っても、価格の高止まりは続きそうです。「向こう3か月」のコメ価格の見通しを示す指数が、前の月より大幅に上昇しました。

コメの卸売り業者などで作る団体「米穀安定供給確保支援機構」は、全国の生産者や集荷業者などに毎月、コメ価格の見通しなどを調査しています。

けさ発表された8月調査分の「向こう3か月」の価格見通しでは、100に近づくほど高いことを示す指数が、前の月から23ポイント増えて「69」となりました。

上げ幅は2012年の調査開始以降、最大ということです。

▼コメどころの新潟県など、主産地のJAの集荷価格が上がったことが影響しているほか、▼猛暑や水不足で新米に影響が出るのではないかという「不安感」から、業者間の集荷競争が過熱。

結果、価格が高止まりするとの見方が大幅に強まりました。

新米はこれから本格的に出回り始めますが、今後の価格がどのように推移するのか注目度が増しています。