2月に岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災による産業の最終的な被害総額が29億円余りに上ることが分かりました。

4日、大船渡市が発表した山林火災による確定した産業の被害総額は29億5308万円です。
被害額が一番大きかったのは水産業で、倉庫や定置網4セットの焼失、養殖アワビ250万個の被害など合わせて20億9300万円に上りました。
そのほか林業関係では菌床しいたけの栽培施設や林業機械の全焼など1億4800万円、農業でもブロイラーで1925羽が死ぬなど1億1000万円の被害が出ています。
商工・観光業は直接的な建物の焼失などのほか、予約のキャンセルなどによる間接的な被害を合わせて5億3100万円となりました。

森林の被害についてはまだ調査中のため今回の被害総額には含まれていません。