岡山映像ライブラリーセンターに眠る過去のニュースをお届けするニュースプレイバック。今回は1963年の9月第一週に放送された蒜山地域に古くから伝わる「大宮踊り」のニュースです。

大宮踊りは蒜山山麓の各地に古くから伝わる盆踊りで、毎年7月下旬から8月下旬にかけて各地の神社や寺などを日替わりで回って踊られます。

この中でも真庭市にある「大宮様」ともよばれる福田神社で行われる踊りが最も規模が大きくこの年も子どもから大人までたくさんの人が集まりました。

「大宮踊り」は戦国時代に八束村に落ちのびた尼子一族を題材にした踊りともいわれていて、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

踊りの動きは地区によって少しずつ異なりますが、「テンコ」と呼ばれる変装しての踊りが特徴的です。

蒜山地域で古くから踊り継がれてきた「大宮踊り」はこの映像から60年以上が過ぎた今も、当時の姿のままで受け継がれています。