埼玉県八潮市で道路が陥没してトラックが転落した事故で、原因についての中間報告がまとまりました。

今年1月、埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが転落して運転手が死亡した事故をめぐり、県が設置した第三者による原因究明委員会がきのう、中間報告を取りまとめました。

それによりますと、事故の原因について「下水道の硫化水素によって腐食した下水道管に起因すると考えられる」としています。

そのうえで、地中の土砂が腐食で生じた下水道管の隙間から流出したことで地中に空洞ができ、陥没に至った可能性が高いとしています。

委員会は今後、下水道管の点検方法や注意点についても議論を進め、年内に最終報告を取りまとめる方針です。